三体問題

三体問題すら知らないのはサイエンス語る資格なし。

 

今日私が言いたいのはそれだけ。

 

そもそも、皆さんは三体問題って知っていますか。三種の物体運動の数学的記述が困難である、と言う話。アイザック・ニュートンが問題提起してから、350年近く経ちます。これ、理科系の常識かと思ってます。

三体問題に関する前職のエピソード。数学を駆使した創薬戦略の提案。酵素、基質、阻害剤。この三者の三体問題を数学的にアプローチできれば競争優位になる、と前職のお偉いお方にも説明しました。そしたら、一言。

 

「何言ってるかわからない。」

 

どうやら薬学部には理工系のようなカリュキュラムはないみたいで、マジで知らないみたい。そのお方、ノーベル賞を輩出したトップ国立大学のご出身。薬学出身、たぶん博士号もち。

 

それでも言わせてほしい。

大丈夫かよ、薬学部。

 

大事なものを大事とわからない感性。しかも、駄々っ子のように「何を言っているかわからない」、と言ってしまうその姿勢。

 

もう一度言う。

大丈夫かよ、薬学部。

 

ちなみに理工系出身の若手研究員はフツーに知っていました。私もタコツボ人間にならないよう気をつけないと。