迷わず行けよ、行けばわかるさ

元職場の人間から試薬の問い合わせ 思ったことはただ一つ

「まだ実験してるんだ」

問い合わせ内容が現場感満載 ひょっとしたら管理職登用はまだ? 同期の中では米国子会社勤務一番乗りなのに つくづく人生はわからないもの もちろん応援中なのには変わりない

彼は遺伝子治療の基礎実験に従事 泥臭い条件検討してるはず 不惑の40代を目前に次第に実験自体がキツくなってくるなかでそのキャリアは彼が目指しているものだろうか ふと気になった

さてワタシ 希望した製薬業界を離れざるをえないなか、ポスドク出身が大半を占める異なった人材の中に飛び込むんだ、いや飛び込むしかないんだ、と腹決めたあの日 

その日から二年 今は韓国人、チリ人、イギリス人、ドイツ人、インド人、アメリカ人、スペイン人、たまに日本人とひたすらcommunication の毎日

決心が少しだけ揺らいだあの日に返ったら私は言いたい

「迷わず行けよ、行けばわかるさ」

アントニオ猪木が言いたいことがわかった金曜深夜でした