創薬にアジャイル開発が本当に必要なのか?

私の理解が正しければ、このフレーズはソフトウェア業界が生んだ言葉 確立された工程を順序立てて進めるのではなく、最低要件を満たした試作品を先行してリリースして顧客と共同開発するスキーム

最近はソフトウェアだけではなく、創薬の世界でもたまに見かけます イギリスの製薬会社が超音波式分注機を搭載したハイスループット質量分析計を機器メーカーと開発していました とはいえ、これはあくまでもこの機器開発のためのスポット契約の話

 

さて、某製薬会社の件 バイオベンチャーを見習い、研究組織体をアジャイル型にしたとのこと 私の疑問は以下の通り

 

- アジャイル型組織にしなくても従来のウォーターフォールの機能毎の組織体で自社創薬に成功した大企業をどう思うか?
- モデルとするアジャイル型バイオベンチャーは資金に余裕がなくやむなくフラットな組織を敷いているだけで、資金力のある大企業がそれを真似しても、研究生産性は変化ないように思うのだが、、、

- どういう意思決定プロセスや組織体でも、創薬シーズ自体が魅力的であれば、開発したくなるシーズが出てくると思うが

 

私ならプロセスをなるたけ標準化して従来型のウォーターフォール型でやりますがね、勤務する研究員が大変極まりないような

 

以上、一株主の疑問点でした