私のイチオシ有名人 (4) 中邑真輔論。

ギミックとリアリティとの間を交錯するプロレスは実に面白い。まさに人生の縮図。プロレスが理解できると、人生の見方が変わる。プロレスを総合格闘技より下に見る人もいますがね。ちなみにワタクシ、PRIDEマニアでもありました。五味隆典、本当にありがとう。五味についてもいずれ書きます。

プロレスの話に戻る。
規模の小さな日本プロレスの方が、規模の大きいWWEよりも最近は存在感がある。小よく大を制す。まさに時代の転換点。地殻変動の激動の時代は何も製薬業界だけでない。

で、そのプロレス界。新日マットの中邑真輔は、今や世界の至宝になりつつある。新日本プロレスを退団しWWEに打ってでる直前の中邑の活躍は凄まじかった。彼こそ真のカリスマだ。特に、2015年の飯伏幸太とのIWGPインターコンチネンタルのタイトルマッチ。この入場は本当に素晴らしかった。私の中で対三沢戦の蝶野入場のインパクトを超えた。youtubeに動画があがっているので、関心ある方は是非見てほしい。ない方はもっと見てほしい。この時のテレ朝野上アナの実況も絶品(追記1)。このシーンはプロレス黄金時代幕開けのファンファーレになるだろう。

中邑真輔の称号。キングオブストロングスタイル。まさにキング。女性だったら、女に生まれたからには、こういうキングに身を預けてみたいだろうな、と思う。私なら渇望するな、土下座してでもね。

あと中邑といえばこの名台詞、「一番スゲェのはプロレスなんだよ!」。総合格闘技全盛の時代にコレを言ったから、プロレスファンのハートを鷲掴み。さて、今の私ならなんていうかな。うーん。。。「一番スゲェのは創薬なんだよ!」。違うな。パンチがイマイチ効いていない。はい、そうですか、という感じ。

そうだ、こんなのどうかな。

「一番スゲェのは日本製なんだよ!」。

コレなら、日本国民熱狂間違いなし。どうでしょう。中邑は当時の台風の目、ボブ・サッを目の前にしてそのセリフを叫んだ。私はペニシリンみたいな誰もが認める薬を見つけたときかな。まあ、しばらく先でしょうね。そんな時が来たらいいなあ。ただ、今は何はなくとも職を見つけるところからです。ハイ、すみません。。

追記1:
プロレスの魅力は実はリング以外だと思っている。肉体のぶつかり合いが苦手な人も、入場シーンや煽りVTRは楽しめると思う。イデオロギー論争もたまに。ゴング前から戦いは始まっている。

追記2:
棚橋よ、週刊SPAのグラビアン侍に出て、ふんどし姿を晒している場合か。中邑との差は致命的だ。本当にこのままでいいのか。グラビアで黄色い声援もらって引退か。みのるを見習え!腐るのはまだ早い。